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エイズは早期治療すれば死ぬことは無い

HIVに感染してエイズ発症となるまでには長い年月がかかります。
HIVそのもので死ぬことはなく、エイズ発症となって体の機能が失われたときに死んでしまうため、そのような状態になる前に早期治療をすることがその後の健康な人生を左右します。
感染してもすぐに免疫がなくなってしまうわけではなく、免疫力は徐々に低下していくため、なかなか気づきにくいのがHIVの難点です。
もし早めに感染に気付くことができればすぐに対処をすることができ、ウイルスが体内で増殖しすぎる前にコントロールをすることができます。
体内のウイルス量がコントロールできている間はエイズ発症となることはなく、慢性疾患のように日々治療をしていくことになります。

主な治療方法は投薬です。
薬の種類はいくつか開発されていますが、複数のものを組み合わせて服用するのが一般的です。
大切なのは血中の薬剤量を一定に保っておくことです。
そのため毎日決められた時間に服薬をしなくてはなりません。
飲み忘れたからと言って倍の量を飲んでしまったり、飲み忘れはウイルスが薬剤に対する耐性をつける原因にもなります。
耐性のできてしまったウイルスには別の薬を使わなくてはなりませんが、薬の種類も豊富にあるわけではありませんので、場合によっては治療が困難になってしまうことがあります。
早期治療も大切ですが、治療方法を理解してしっかりと実践していくことが、寿命を全うするために必要なことです。

仮にエイズを発症してしまったとしても、合併症の症状や治療方法によっては症状を良くし、通常の生活に戻ることもできます。
しかし発症前に治療を開始したケースと比較するとその後の命に与える影響が大きくなります。
増えすぎたウイルスを減らすのにも集中的な治療が必要となるため、苦しい思いをすることになります。
HIVをコントロールして寿命を全うするためには、いかに早く感染を知り、適切な治療を開始していくかが重要です。

HIVウイルスに感染しても自覚症状が無い

一番の問題点はエイズに感染しても自覚症状が無い潜伏期間が長いことです。
感染したあと3週間ほどで風邪に良く似た症状が現れることもありますが、すぐに治まってしまいウイルスの存在に気がつかないのです。
一般的にはこの無症状の状態が数年間続きますが、10年ほど経過した段階で発熱が続く、リンパの腫れ、下痢や食欲の減退、口の中に白い斑点が出来るといった症状が現れHIVの発症がようやくわかるというケースが多くみられます。
このころには免疫機能が破壊されており最悪死に至るケースも多いのです。

感染の原因となるのはHIVに感染している人との性的接触や血液による感染です。
性的接触については口や性器、直腸などの粘膜同士が触れ合うことで感染することになります。
パートナーとの接触以外にも買春などで感染する場合があります。
HIVだけではなく性病などを併発している場合には、ウイルスにかかる確率が4~5倍にもなると言われています。
不特定多数の人と関係を持たない、適切な避妊器具を使用するなどして体内にウイルスが侵入しないよう対策をとることが必要となります。

また血液感染については、医療機関でかかる例は少なく、麻薬などの違法な薬物を個人的に回し打ちするなどした際に、消毒をしなかった注射針を経由して感染するという例が報告されています。
できる限り節度を持った行動をすることでHIV予防にも効果があります。
血液が皮膚についただけでは感染しませんが、傷口がある場合にはウイルスが侵入することもあります。
このような不可抗力も含め、何か心配になる出来事が起こった際に、医療機関や自宅で出来る簡易キットを使って調べ、エイズの早期治療に繋げることが大切です。
自覚症状がないので日ごろから意識を高く持っておくことが最善の予防策と言えるでしょう。